米Microsoftは5月18日、オンライン広告ネットワークのaQuantiveを買収すると発表した。買収は、MicrosoftがaQuantive株式を1株66.5ドルの現金で買い取る形で行われ、買収総額は約60億ドル。買収取引は、Microsoftの2008年度上期(2007年7〜12月期)中に完了する見通し。
aQuantiveは、オンライン広告やデジタルマーケティングを手掛けるAvenue A | Razorfishを子会社に持つほか、傘下のAtlasやDRIVEpmなどを通じ、オンライン広告ツールやプラットフォーム、サービスなどを提供している。
Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは、「広告業界は驚くべきスピードで成長しながら、ますますオンラインやIPプラットフォームへと移行している」と、オンライン広告の重要性を強調。aQuantiveの買収によりMicrosoftは、サードパーティーのパブリッシャーやアプリケーションに対してオンライン広告サービスを提供するとともに、MSNやWindows Live、Xbox LiveなどのMicrosoftサービス上での広告プラットフォームの強化を図る。
買収後、aQuantiveの2600人の従業員はMicrosoftのオンラインサービスビジネス部門に加わり、引き続きMicrosoft本社に近いシアトルを拠点に事業を行う。
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