米コネティカット州のリチャード・ブルメンサル検事総長は5月24日、Best Buyを相手取り、店内で消費者をだまし、高い料金を請求したとして提訴したことを明らかにした。
検事総長によると、Best Buyは店内に設置された端末からしかアクセスできないサイトを運用している。同サイトは同社のオンラインショップ「BestBuy.com」と外観はそっくりだが、提示されている商品の価格はオンライン価格ではなく、店頭価格となっている。顧客がこのPCで画面を開くと「BestBuy.com」と書かれたタブが表示されるが、それをクリックしても店内専用サイトにしかアクセスできない。
Best Buy販売員は、店頭のPCで店内専用サイトを見せ、店頭価格がオンライン価格と同じであるとしていた。事前にWebサイトで価格を確認してきた顧客に対しては、顧客が見間違いをしている、あるいはその特別価格期間は終了したと偽っていたという。
コネティカット州による捜査を受けて、Best Buyは3月、店内専用サイトに「このサイトは店頭価格を反映しています」との表示を追加した。しかし検事総長は、店内専用サイトの外観は依然としてWebサイトとそっくりで、BestBuy.comのタブからアクセスするよう設定されたままだと批判している。
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