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LiveJournal、ブログ大量削除についてコメント

» 2007年06月01日 08時36分 公開
[ITmedia]

 米Six Apart傘下のブログサービスLiveJournalは5月31日、500件の投稿を削除した件について、公式ブログで説明を行った。LiveJournalでは、児童虐待につながる投稿を許可しないとの方針を持っており、今回、方針に反するとみられる投稿の「一時停止」を実施。この作業が、投稿内容の十分な見直し前に実行されてしまったことなどから、多くの記事がサイトから消えることになったという。

 LiveJournal上には、幼児虐待を防ぐ目的で法律や文化を議論したり、文学作品関連の議論をするコミュニティーも存在する。LiveJournalでは、こうした議論や投稿と、LiveJournalの方針に反する投稿との区別が難しい場合もあり、それが今回の「混乱」の理由となったと説明。このため、「ファンダム」や「フィクション」関連の投稿は問題ないとして、すべて復活させているという。

 また、一時停止となった500件には、投稿内容自体に問題はないものの、投稿者のプロファイル内容に一部問題があるため保留とされたものも多いという。LiveJournalでは、こうした投稿については再度サイトに掲載する作業を進めている。この場合、ブログ記事の再掲載と同時に、投稿者に対し、プロファイルの修正などを依頼。7日以内に修正されない場合には、再度掲載を一時停止する予定だという。また、LiveJournalが不適切と判断し、サイトから取り下げたままとなった投稿については、投稿者本人からの要求があれば再度見直しを行うとしている。

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