プロダクション・アイジーとマッグガーデンは7月4日、持ち株会社体制に移行すると発表した。アニメDVDとコミック雑誌の販売が減少傾向にある市場環境に対応するため、両社の経営資源を有効活用する。
11月1日付けで、プロダクションIGから会社分割(分社型新設分割)した新会社にアニメなどほとんどの事業を移し、現プロダクションIGは持ち株会社「IGポート」(仮称)に移行。マッグガーデンは12月1日付けで、株式交換により持ち株会社が完全子会社化する計画。持ち株会社傘下に、新設する「プロダクション・アイジー」とマッグガーデン、プロダクションIG子会社のジーベックが入る形になる。
持ち株会社はJASDAQ上場を維持するが、マッグガーデンは東証マザーズ上場を廃止する。
両社は昨年11月に資本・業務提携に合意し、プロダクションIGはマッグガーデン発行済み株式の15.0%を保有する第2位株主。プロダクションIGが企画制作に関わるアニメをマッグガーデンの「月刊コミックブレイド」で連載するなど、成果も上がっているという。「原作を輩出するコミックと、それを映像化するアニメという相互補完関係にあり、統合による相乗効果は非常に大きい」としている。
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