「筆王」も更新無料に ソースネクスト「ZERO」拡大
ソースネクストは7月9日、無料でバージョンアップできる年賀状作成ソフト「筆王ZERO」(Windows用)を9月7日に4980円で発売すると発表した。毎年の干支のイラスト素材などを無料で更新できるのが特徴。更新料を無料にした「ZEROシリーズ」の第3弾で、松田憲幸社長は「年賀状ソフトでもナンバーワンを目指す」と意気込む。
筆王ZEROは、従来製品と同じ価格ながら、バージョンアップを無料にしたのが特徴だ。年賀状作成ソフトが収録しているイラストなどの素材は、新年の干支にちなんだもの中心。このため次の年も続けて使いたい場合、新しい干支の素材を充実させたバージョンアップ版を買い足すのが一般的だ。
従来の筆王も、バージョンアップ版を3000円前後で販売してきた。だが新製品では、毎年の干支の素材などをインターネット経由で無料で提供。市町村合併などに対応する新しい住所データや電話番号辞書、フォントなどもネットから無料でダウンロードできる。
無料バージョンアップ期間は従来のZEROシリーズと同じで、Windowsの公式サポートが終わるまで。Windows XPなら2014年まで、Windows VistaならBusiness以外が2015年まで、Businessが2017年まで、Windows 2000なら2010年までとなる。
50~60代が中心という筆王のユーザーを意識し、ガイドブック「できる筆王」を同梱するほか、操作方法を教える音声ガイド機能も備えた。
同社によると、年賀状作成ソフト市場は年間約100万本。BCNの調査によると、昨年の筆王のシェアは31.4%で、クレオの「筆まめ」(43.6%)に次ぐ2位だった。筆王ZEROは更新を無料とした割安感を売りに、他社ユーザーの取り込みも期待。初年度40万本の販売目標を掲げ、同市場でシェアトップを目指す。
ZEROシリーズの第1弾として昨年5月に発売した「ウイルスセキュリティZERO」は、毎年必要な更新料を無料とした点がうけ、セキュリティソフト市場で月間販売シェアトップを獲得した(6月・約35%)。
松田社長は「更新料をゼロにすることでソフトが安くなり、ユーザーがソフトを買いやすくなり、面倒くさくなくなる。ネット上で無料ソフトがたくさん公開され、パッケージを買う習慣がなくなって市場は一時縮小したが、ZEROシリーズで再び活性化させたい」と話す。同シリーズを他ジャンルにも広げ、シリーズ合計で年間100億円の売り上げを目指す。
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