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アフラックが15万人分の顧客情報を紛失 業務PCの盗難で

» 2007年07月26日 14時45分 公開
[ITmedia]

 アメリカンファミリー生命保険(アフラック)は7月26日、同社の販売代理店が約15万人分の顧客情報の入った携帯用PCを紛失したと発表した。販売代理店の社員が電車内で業務用PCの置き引きの被害に遭ったことによるもので、同社は「PCにパスワード設定やデータ暗号化のセキュリティ対策がなされており、第三者に情報が閲覧される恐れはない」としている。

 顧客情報の入った業務用PCは7月17日、アフラックの販売代理店ツーサンの社員が出勤途中の電車内で盗まれた。盗まれたPCには、証券単位で20万4716件、顧客数では15万2758人分の情報が保存されており、その中には契約者の住所や名前、生年月日、性別などが含まれる。銀行口座や医的情報は含まれていない。

 ツーサンは警察署に被害届を提出、該当する顧客へおわび文の送付や事情説明を行っている。盗まれたPCは27日時点でまだ見つかっていないが、アフラックは、PCにはセキュリティ対策が施されており、そこに含まれる顧客情報を不正に使用された事実はないという。

 アフラックでは今回の事態を重く受け止め、「再発防止に向けて代理店の指導を強化、顧客情報の保護に全力で取り組む」としている。

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