スパムメールは、画像に始まりPDF、Excel、RARとさまざまなファイル形式を利用してきたが、今度はFDF(Forms Data Format)ファイルを添付したバージョンが出現した。McAfeeやF-Secure、Sophosなどのセキュリティ各社が8月10日付のブログで伝えている。
FDFは、PDF形式からエクスポートされたデータに使われる拡張子で、Adobe AcrobatなどのPDFリーダーで読み込める。今回見つかったのは、特定銘柄について偽の情報を流して株価のつり上げを狙う株価操作スパム。内容はこれまでに出回っているスパムと変わらないようだが、ファイルの拡張子でメールをふるいに掛けるスパム対策フィルタをかわす狙いで、拡張子を変えたとみられる。
株価操作スパムでは、数日前にPrime Time Groupという会社の株価操作を狙ったものの急増が伝えられたが、これにわずかに手を加え、添付ファイルをFDFに変えたものが出回っているという。このほか「Fresh quotes.fdf」などのファイルを使ったFDFスパムが報告されている。
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