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スパム中継国、トップは米国

» 2007年10月25日 09時00分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のSophosは10月24日、第3四半期のスパムメール中継国に関する報告書を発表した。トップは依然米国が占め、2位以下との差は拡大している。

 Sophosは各国のスパムトラップで受信したスパムメールを分析し、全スパムのうち米国経由で送られたスパムの割合は28.4%を占めることが分かった。

画像 スパム中継国ランキング(Sophosより)

 2位の韓国は5.2%、中国は4.9%。以下ロシア、ブラジル、フランス、ドイツ、トルコ、ポーランド、英国、ルーマニア、メキシコの順となっている。

 大陸別では、米国経由のスパムが増えたせいで、北米の占める割合が32.3%となり、アジア(31.1%)と欧州(24.8%)を抜いて最大のスパム中継地域になった。

画像 スパム中継大陸別ランキング(Sophosより)

 こうしたスパムメールは、ボットネットとして制御されたコンピュータを使って配信されているとSophosは指摘。米国経由のスパムを減らすには、当局がユーザーに危険性を認識させる取り組みを強化し、制御されたマシンを見つけ出すためISPの監視を強めてもらうしかないと解説している。

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