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Adobe AIRでオンラインストレージ「Web私書箱」

» 2007年11月22日 17時54分 公開
[ITmedia]

 キー・ポイントは、Adobe AIRを使って開発したオンラインストレージサービス「Web私書箱」β版を11月30日に始める。ドラッグ&ドロップでファイルを保存し、別のPCからファイルにアクセスして編集できる。利用は無料。Adobe AIRを活用したサービスは国内初という。

 Web私書箱のページから、専用アプリケーションをダウンロードすると利用できる。アプリケーションはAdobe AIR使って開発。ファイルはアプリ上でドラッグ&ドロップすると保存できる。

 保存したファイルは別のPCから閲覧・編集できるが、ローカルに保存することはできない。別のPCからファイルにアクセスするには、USBキーとパスワードでの認証が必要だ。

 会社PCで保存したファイルを自宅PCで編集したい場合などに、メディアで持ち運んだり、メールに添付したりする必要がないため、ファイルを保存したメディアの盗難・紛失による情報流出を防ぐことができる。また自宅PCのローカルに保存しないため、ファイル共有ソフトからの情報流出も防げる。

 ファイル容量は20Mバイト。保存できるファイル形式はPDF、Excel、Word、PowerPoint。Adobe AIRの正式版が公開されるまでは、同サービスを無料で提供する。

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 同社は2003年からオンラインストレージサービス「WebFile」を提供しており、Web私書箱は、そのノウハウとAdobe AIRの技術を組み合わせて開発したという。

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