米Adobe Systemsと米Yahoo!は11月29日、PDFコンテンツを広告付きで配信するためのサービス「Ads for Adobe PDF Powered by Yahoo!」を発表。βプログラムとして提供を開始した。
Webパブリッシャーはこのサービスを利用して、PDFコンテンツの隣に、その内容にあったテキスト広告を表示できる。表示される広告は、Yahoo!の広告ネットワークから配信される。パブリッシャーは広告収入を得ることができ、広告主にとっては新たなチャネルに広告を配信することでリーチ拡大につながるという。
パブリッシャーがこのサービスを利用するには、オンラインでの登録が必要。PDFコンテンツをアップロードして登録してから、通常の方式でそのPDFを配布する。広告はAdobe ReaderとAcrobat Readerの中で、コンテンツの隣に表示される。PDFコンテンツが表示されるたびに、その内容に合わせて動的に選ばれたコンテンツマッチ広告が現れる。パブリッシャーは広告の効果に関する詳細な報告を受け取ることができる。
Ads for Adobe PDF Powered by Yahoo!の利用は無料で、ソフトの購入やインストールは不要。Adobe Acrobat 8およびそれ以前のバージョンで作成されたPDFコンテンツに対応する。βプログラムに参加できるのは、英語のコンテンツを作成している米国のパブリッシャー。既にIDG InfoWorld、Wired、Pearson's Educationなどが参加している。
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