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「レストラン選びにオンラインレビューを参考」は24%――米調査

» 2007年12月01日 08時13分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米comScoreは11月29日、ユーザーレビューの影響力についての調査報告を発表した。調査は、米国のインターネットユーザー2078人を対象に、調査会社の米Kelsey Groupと共同で実施。オンラインのユーザーレビューが、レストランやホテル、旅行、法務関連、医療など、オフラインのサービスに与える影響を調査した。

 インターネット利用者の24%が、オフラインサービスの利用前にオンラインレビューを参照すると回答。レビューを確認した後、実際にサービスを利用した人は、レストランでは41%、ホテルでは40%に上る。

 レビューの影響力が最も高いのはホテルで、レビュー参照者の87%が「大きな影響力を持つ」と回答。以下、旅行(84%)、レストラン(79%)、法務関連(79%)と続く。レビューを参考にサービスを利用した人の97%が「レビューは正確だった」と回答している。プロによるレビューよりも、消費者によるレビューの方が影響力があるとの指摘もあるという。

 この調査では、レビュー結果としての格付けが消費者の値ごろ感にどのような影響を与えるのかについても調べている。あるサービスが5段階評価で「5(非常に良い)」の評価を得た場合と「4(良い)」の評価を得た場合を比べると、当然ながら前者の場合の方が「消費者が払ってもいいと考える額」は上がるが、評価4と5の違いによって、この値ごろ感に最も大きな差が出るのは法務関連サービスだという。例えば、同じ定価60ドルの法務サービスでも、4の評価のときは利用者が払ってもいいと考える額は52.51ドルだが、5の評価を得た場合は、支払ってもいいと考える額が104.36ドルに跳ね上がる。一方、旅行の場合は、定価350ドルのサービスが、評価4なら値ごろ感は299.81ドル、評価5でも値ごろ感366.72ドルと、4と5であまり開きがない。

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