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» 2007年12月06日 12時05分 UPDATE

Windows XP SP3 RCを試してみた (2/2)

[Steven J. Vaughan-Nichols,eWEEK]
eWEEK
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 もっとも、そのメッセージを皆が受け取ったわけではないようだ。例えば、XP SP3にはInternet Explorer(IE)7とWindows Media Player 11が含まれると考えている人もいる。実はそうではない。これらをシステムにインストールしているのであれば、SP3には、これら比較的新しいMicrosoftアプリケーションの新しいパッチが含まれる。わたしとしては、これでいい。IE7でうまく動かないIE 6向けのWebアプリケーションが今でもあるからだ。

 セキュリティの改善(革新ではない)はSP3の重要事項だ。

 大きな追加機能の1つが、SP3にNAP(ネットワークアクセス保護)が盛り込まれることだ。これは次期サーバOS「Windows Server 2008」の新機能を活用できる。NAPはプロトコルの一種で、NAPで保護されたLANに接続しているPCが必ず「健全」な状態であるようにする。例えば、PCはサーバに対して、最新のセキュリティパッチがインストールされていることを示さなければ、LANへの接続を許可されない。

 SP3には比較的古いアプリケーションの改良版も含まれる。例えば、MMC(Microsoft Management Console)3.0やWindows Installer 3.1がそうだ。既存プロトコルへの機能追加もあり、WPA(Wi-Fi Protected Access)バージョン2をサポートする。

 ほかにも素晴らしい変更があり、Windows Updateではなくネットワーク共有ドライブかCDからSP3をインストールする場合は、プロダクトキーを探さなくてもよくなった。いつもプロダクトキーを紛失してしまうわたしには非常に便利だ。

 実際のところ、XP SP3はやるべきことをやっていると思った。インストール後に、わたしが使っているOpenOffice 2.3、Thunderbird 2.0.11、Firefox 2.0.11などのオープンソースプログラムを使ってみたが、問題なく動いた。さらに、Adobe Photoshop CS3、Intuit Quicken 2005、Google Desktop Searchなどのサードパーティーアプリケーションもいつも通りに動作した。

 例外だったのが、Windows Explorerを使ってネットワークドライブを見ようとすると、時々問題が起きることだった。わたしにはその理由は分からなかった。ドライブがSamba上にあっても、Windows 2003でも、W2Kサーバでも、フリーズした。ドライブがNT/Domainスタイルのネットワークでマッピングされているか、AD(Active Directory)かも関係なかった。今のところは、深刻な問題というよりはテスト版ゆえの奇行と見なしている。

 SP3を使ったのはわずか数時間だが、今のところは感心している。XPに重要な新機能を加えたSP2のような「重大な」サービスパックではないものの、非常に堅実なアップデートのようだ。

 MicrosoftはXP SP3の具体的なリリース日を明らかにしていないが、2008年半ばではなく第1四半期になるだろう。同社がリリース日を明かしたくないのだとしたら、その理由も分かる。SP3はXPユーザーに、Vista SP1リリースが迫っていても、Microsoftにとってより利益になるVistaに移行せずに、XPを使い続ける理由をさらに与えることになるからだ。

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