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「友人おすすめ」機能付き 携帯専用ミニブログ「chopi」

» 2008年01月17日 13時00分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 chopiトップページ

 ゼロスタートコミュニケーションズは1月17日、米Openwave Systemsと共同で、携帯電話専用ミニブログサービス「chopi」(チョピ)を公開した。

 「テーマ」と呼ばれるタイトルと、テーマに関連する短いテキスト「つぶやき」を更新し、ユーザー同士でコミュニケーションするサービス。詳細なプロフィール入力やユーザー同士のメッセージ交換も可能なほか、つながりが深そうなユーザーを紹介するレコメンデーション機能を備えたのが特徴だ。

 ユーザー登録してログインすると、トップページに2つの入力窓を表示。「テーマ」と書かれた小さな窓には記事のタイトルを、その下の大きな窓にはひとことコメント「つぶやき」を投稿できる。

 例えばテーマに「昼食に食べたいもの」と書き、下の大きな窓に「おいしいカレー」と書く――といった調子で、テーマについての「つぶやき」を更新していく。同じテーマを選んだ他ユーザーとつぶやきをやりとりしながら語り合えるほか、他ユーザーのつぶやきに対して直接返信することも可能。画像もメールで投稿できる。

 つぶやきは投稿1週間後には削除されるため「常にライブ感覚あふれるコミュニケーションができる」としている。

 プロフィール欄には、年齢や職業、趣味などを入力したり、画像をアップロードできるほか、新たに項目を設定することも可能。「好きなアーティスト」「好きな場所」など自由に入力してもらい、携帯サイトで流行した「プロフ」サービスの代替も狙う。

 気になるユーザーをお気に入り登録して更新情報を受け取れる機能も装備した。お互いがお気に入り登録すると「リンク」でつながる仕組み。共通のリンクが多いユーザー同士はつながりが深いと判断し、お互いにリンクしあうよう紹介する「もしかしてともだち」機能も装備した。

 承認した友人だけ書き込める掲示板「クローズドチャンネル」作成機能や、ユーザー同士で直接メッセージをやりとりできる機能も備えた。

ミニブログはまだメジャープレーヤーがいない

画像 プロフィールの項目は自由に設定できる

 「Openwaveの携帯電話用メールゲートウェイと、ゼロスタートのレコメンデーションエンジンを組み合わせると面白いものができるのでは」――そんなアイデアが企画の発端だったと、ゼロスタートの山崎徳之社長は言う。

 同社のレコメンデーションエンジン「zero-zone」は、ページ同士のリンク関係やユーザーの行動履歴などを解析し、ユーザーに合ったコンテンツをピックアップできるというもの。コミュニティーサイトに組み入れれば、特定のユーザーと関係が深そうな他ユーザーや、気に入りそうなコンテンツを紹介でき、コミュニケーションを活発化できると考えた。「レコメンデーションエンジンを活用すれば、自力では見つけられない相手を見つることができ、見知らぬ人とゆるくつながることができる」(山崎社長)

 SNSやブログは国内のメジャープレーヤーが固まっているが、「ミニブログならメジャープレーヤーがいない」(山崎社長)と見てミニブログの展開を決めた。「Twitter」「はてなハイク」「Feecle」などといった先行サービスと差別化するため、ユーザー同士で直接メッセージをやりとりする機能や、承認した友人だけで利用できる掲示板機能などを搭載し、さまざまな“深さ”のコミュニケーションができるよう配慮。幅広い層のユーザーに使ってもらえるとみている。

 ゼロスタートがサイトの構築・運営を、Openwaveがメール関連機能のインフラなどを提供。1年で40万ユーザーを目指す。サイトに掲載する広告から収益を得る計画で、米国など海外での展開も視野に入れているという。

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