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RIM、BlackBerryプラットフォームの強化を発表

» 2008年01月24日 09時05分 公開
[ITmedia]

 カナダのResearch In Motion(RIM)は1月22日、BlackBerryプラットフォームの機能強化を発表した。ユーザーの利便性向上や、企業のIT部門による管理の簡略化につながる新機能を、BlackBerry Enterprise ServerとBlackBerry端末ソフトに追加して今年前半に提供を開始する。

 このアップデートの一環として、米DataVizの「Documents To Go」ソフトをBlackBerryプラットフォームに統合。Microsoft OfficeのWordやExcelのファイルをBlackBerry端末で編集、PowerPointのファイルを表示できるようにする。

さらに、IBMのLotus SametimeとMicrosoftのLive Communications Serverの利用者は、IM(インスタントメッセージング)相手へのワンクリック通話機能やアドレスブックの統合なども可能になるという。

 BlackBerry Enterprise Serverの次期リリース(v4.1.5)には、管理者のための監視や警告、トラブルシューティング、リポーティング機能を強化した新ソフト「BlackBerry Monitoring Service」が追加されるほか、Microsoft Exchange 2007 SP1およびIBM Notes/Dominoのバージョン7.03および8.0にも対応する。また、BlackBerry端末のアップデートがワイヤレスで可能になる予定。

 RIMはまた、BlackBerry Web Desktop Managerの無料提供を開始している。ユーザーによるBlackBerry端末のソフトインストールや管理が、PCのブラウザから簡単にできるという。セキュリティ面では、暗号化されたPGPおよびS/MIMEメッセージを読めるようになるほか、GPSやBluetoothの使用をコントロールする機能を強化する。

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