昨年12月21日にリニューアルしたエキサイトの無料メールサービス「エキサイトメール」で、送受信メールが一時的に見られなくなったり、ログインできなくなったりする不具合が続出していたことが分かった。
同社は「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪し、順次対策を進めている。1月24日現在、不具合のあるユーザーはアクティブユーザーの10%程度まで減ったとしているが、完全解消のめどは立っていない。
12月21日のリニューアルは、機能やユーザーインタフェースを大幅に変更するものだったが、メールの受信件数がサーバの想定許容値を大幅に超えたことや、負荷分散装置に負荷が集中したことなどにより、不具合が発生した。
不具合は、ログインできない、メール受信が遅延する、過去の送受信メールを閲覧できない――などといったもの。同社はサーバを増強したり、負荷分散対策プログラムを新たに組むなどとして対処。不具合の多くは解消したとしているが完全解消には至っていない。
同社は専用のメールフォームを設置してユーザーから不具合の状況を報告してもらい、対応を続けている。
また、リニューアル以前の送信メールは、送信した日付けが「2007年12月20日」に書き換えられた上、“受信”箱に一括して保存された。「電子メールの標準フォーマットとは異なるフォーマットだったため」といい、「送信メールと思われるメールは、受信箱から手作業で送信箱に移してほしい」とユーザーに呼び掛けている。また、アドレス帳の移行もユーザーが手作業で行う必要がある。
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