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MS、第2四半期も増収増益

» 2008年01月25日 09時06分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが1月24日に発表した第2四半期(10〜12月期)決算は、売上高は前年同期比30%増の163億7000万ドル、純利益は47億700万ドル(1株当たり50セント)で同79%増だった。また営業利益は87%増の64億8000万ドルと、過去最高を記録した。

 前年同期に16億4000万ドルの売り上げ計上を翌四半期へと見送ったため、伸び率が大きな数字となった。見送りがなかった場合は、売上高の伸びは15%、営業利益の伸びは27%だという。

 クライアント事業の売上高は前年同期比68%増。Windows Vistaの販売は、出荷開始から1年で1億ライセンスを超えた。

 ビジネス顧客を対象とする部門も堅調で、ビジネス部門とサーバ&ツール部門はそれぞれ前年同期比で2けた成長を記録し、売上高も両部門合わせて10億ドル以上の増収となった。ビジネス部門の売上高増には、昨年11月に発売したMicrosoft Office、SharePoint、Microsoft Exchangeの新バージョンが貢献しているという。

 ケビン・ターナー最高執行責任者(COO)によると、新興市場での需要が特に顕著で、ブラジル、ロシア、インド、中国市場を合わせた第2四半期の売上高の伸びは、65%を上回る。

 第3四半期(1〜3月期)の見通しについては、売上高は143億〜146億ドル、1株当たり純利益は43〜45セント、営業利益は56億〜57億ドルとみている。2008年度(2007年7月〜2008年6月)通年では、売上高は599億〜605億ドル、1株当たり純利益は1.85〜1.88ドル、営業利益は242億〜244億ドルと予測している。

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