悪質コードを組み込んで「トロイの木馬化」されたMS Wordファイルが見つかったと、セキュリティ企業のTrend Microが1月29日、ブログで伝えた。
問題のWordファイルはスパムメールに添付されて送信されていたが、出回っているのはごく一部のみだという。内容はチベット亡命政府を支持する運動に関連付けられ、ファイル名には実際のプレスリリースやニュースの見出しから取った「Free Tibet Olympics Protest on Mount Everest.doc」「2007-07 DRAFT Tibetan MP London schedule.doc」などの名称が付いている。
同じようなソーシャルエンジニアリングの手口を使った攻撃は昨年10月にも発生したとTrend Microは指摘。この時はミャンマーで起きた僧侶の抗議デモに便乗し、僧侶を支持するダライ・ラマのメッセージを装ったトロイの木馬付きスパムメールが送信された。
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