ヤフーは1月30日、外部サイトでYahoo!JAPAN IDを使えるようにする「OpenID」の発行サービスをβ版として公開した。OpenID対応サイトであれば、他社サイトであってもYahoo!JAPAN IDとパスワードを使ってログインすることができるようになり、ID・パスワード管理が容易になる。開発者にとっては、サイトをOpenIDに対応させることで、Yahoo!JAPAN IDのアクティブユーザー2136万ID向けにサービスを提供できるようになる。
最新仕様のOpenID 2.0に準拠して発行する。セキュリティを考慮し、OpenID 2.0に対応したサイトにしかログインできないとしている。
OpenIDを取得するには、新設したOpenID説明ページで、OpenIDを「取得する」ボタンをクリック。その後、Yahoo!JAPAN IDでログインするなどすれば発行される。
対応サイトでは、OpenIDアイコンのある入力欄に「yahoo.co.jp」と入力し、Yahoo!JAPANのログインページに移動。そこでYahoo!JAPAN IDとパスワードを入力してログインし、元のサイトに戻れば、サービスを利用できるようになる。ログインの際には、フィッシング詐欺対策としてログインシールの利用を強く推奨している。
Yahoo!JAPANは外部サイトに対し、認証の成否とOpenIDのみを通知する仕組み。Yahoo!JAPAN IDとパスワード、Yahoo!JAPANに登録したその他の情報は外部サイトには提供されない。またOpenIDには、ユーザーの氏名や生年月日などを外部サイトに提供するための拡張機能があるが、Yahoo!JAPANのOpenIDでは使用せず、ユーザーの同意なしでこうした情報を外部に提供することはないとしている。拡張機能の利用については、ユーザーらの意見を参考にしながら慎重に検討する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR