Wordファイルにトロイの木馬を仕掛けたマルウェアが出回っている問題で、セキュリティ企業のTrend Microは2月28日、潜伏機能を強めたバージョンのWordが、北京五輪に便乗したターゲット型攻撃に使われていると伝えた。
問題のWordファイルはスパムメールに「Pasadena.doc」という名称で添付され、送信されている。rootkitが組み込まれてコントロールチャンネルも見えにくくしてあるといい、ウイルス対策ソフトでの検出率はまだ低いという。
Pasadenaというファイル名は、米カリフォルニア州パサディナで開かれた北京五輪関連のパレードと、それに対する抗議活動に関連したものとみられる。
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