ソニーは、独自の平面ブラウン管「トリニトロン」の生産から3月末に撤退する。国内販売は昨年終了しているが、中南米向けに出荷していたシンガポール工場での生産も終える。
トリニトロンは、同社が1967年に開発し、68年に製品化したアパーチャーグリル方式のブラウン管技術。ピークの00年には、テレビ・PC向けに2000万台を販売し、これまで世界累計で2億8000万台を販売した。
平面トリニトロンを搭載した同社のテレビ「ベガ」シリーズは大ヒットしたが、この成功が同社の液晶テレビへのシフトを遅らせたとされている。
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