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スパムでも盛り上がる米大統領選――Symantec報告書

» 2008年03月06日 10時37分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米Symantecは3月4日、2月のスパム動向に関する報告書を発表した。全電子メールに占めるスパムの割合は78.5%となり、2007年上半期の61%と比べると増加している。

 2月は米国の大統領選挙に向けた盛り上がりに伴い、スパマーの注目度も増大。ヒラリー・クリントン候補のビデオと偽ってトロイの木馬に誘導する手口が出現したほか、オバマ候補、マケイン候補などの名をかたったスパムも見つかった。

 しかし大統領候補の情報を期待してリンクをクリックすると、つながるのはバイアグラ、ポルノ、一獲千金、シワ取りマシンなどの宣伝サイト。

 このほかブリトニー・スピアーズ、マイケル・ジャクソン、インディ・ジョーンズなど、セレブや人気映画に便乗したスパムも横行。ただしこの手のスパムは人名の綴りの間違いが多いため見分けやすいという。

 報告書は中国語のスパムにもスポットを当てている。2月は旧正月の大雪に便乗したスパム、香港の映画スターのスキャンダルに便乗したスパムなどのほか、株価操作スパムの中国語版も登場した。

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