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IBM、企業向けマッシュアップ構築ツールを発表

» 2008年04月10日 10時22分 公開
[ITmedia]

 米IBMは4月8日、企業向けマッシュアップ製品2種を発表した。IT技術者以外の企業ユーザー向けの「IBM Mashup Center」と、開発者向けの「IBM WebSphere sMash」で、この2製品により、あらゆる個人ユーザーやチームが、自分のニーズを満たすアプリケーションを作成できるようになるという。

 企業ユーザー向けのIBM Mashup Centerは、「Lotus Mashups」の直感的なマッシュアップ機能と、「IBM InfoSphere MashupHub」の情報アクセス・変換機能を活用したツール。ユーザーは社内やWeb上にあるデータをRSS、Atom、XML形式で保存したり、コンポーネントをドラッグ&ドロップで自由に組み合わせてWebアプリを作成・共有できる。IT部門が求める管理、セキュリティ、ガバナンス機能も備える。「カタログ」機能により、すぐに利用できる既存のウィジェットやマッシュアップを検索・共有できるほか、自分でウィジェットを開発できる環境も備える。4月15日にβ版の提供を開始する。

 技術開発者向けのIBM WebSphere sMashは、最新の動的スクリプト言語をサポートする。さまざまなサービスやフィードを素早く集約し、「REST」アーキテクチャに基づくアプローチでの情報提供が可能。また、IBM Mashup Center向けのウィジェットも作成できる。開発者向けのバージョンは、「プロジェクト・ゼロ」のサイトから無料ダウンロードが可能で、有料の商用版は、第2四半期中に発売の予定。

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