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Intel、EMCOREへの売却対象を拡大

» 2008年04月11日 08時38分 公開
[ITmedia]

 米Intelと化合物半導体メーカーの米EMCOREは4月10日、Intelのオプティカルプラットフォーム部門のエンタープライズ/ストレージ向け事業と、接続ケーブル事業を、EMCOREが買収することで合意に達したと発表した。EMCOREは、制限付き株式370万株を発行し、買収金額の支払いに充てる。取引は第2四半期中に完了する見通し。

 今回Intelが売却するのは、高性能コンピューティングクラスタ向けの接続光ケーブル「Intel Connects Cables」と、エンタープライズ/ストレージ分野の光学送受信機に関連する知的財産や在庫、固定資産など。Intelは昨年12月にも、オプティカルプラットフォーム事業のうち通信業界向けの技術について、EMCOREへの売却を決めている。

 今回の取引についてEMCOREは、「規模の経済と垂直統合により、さらなる生産効率が実現する」とコメント。買収した資産により、今後12カ月で4500万ドルの売り上げ増を見込む。一方のIntelは、事業売却によりコア事業にリソースを集中できるとしている。

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