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MS、Live Mapsを刷新――KMLファイルにも対応

» 2008年04月12日 07時51分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月10日、新機能を多数追加した地図サービス「Windows Live Maps」の最新版を立ち上げた。

 新版の最大の特徴の1つは、Live Mapsのコレクションを、KML、GPX、GeoRSSファイルとしてエクスポートし、ナビゲーションシステムに直接ロードできるようになったことだ。コレクションは、ユーザーが地図上に書き加えた情報とレストランや映画館のような個別の店舗情報をまとめて保存したもの。例えばコレクションをKMLファイルとして出力し、Google Earth上にマップすることも可能になった。

 またLive Mapsの3D機能Virtual Earth 3Dをアップデートし、3D都市の表示をより高精細、高解像度化した。当面はラスベガス、ダラス、デンバー、フェニックスのみだが、年内にほかの数百都市についてもアップデートする計画という。さらに「3DVIA」エディターを使って、Virtual Earthの仮想世界に、ユーザーが3Dの建造物を追加し、保存できる機能も備わった。

maps Virtual Earth 3Dで表示したデンバー

 マッシュアップツールのMapCruncherで作成したレイヤーをコレクションに重ね、ほかのユーザーと共有する機能が加わったほか、上空45度からの俯瞰図上でもラベル表示が可能になった。また目的地への経路を表示するワンクリック経路の改良、高解像度の3D地図によるビデオツアー、交通情報サイトtraffic.comからの情報をもとに、ClrearFlow技術を用いた交通案内を提供するなど、多くの新機能が追加された。新たにSafariとIE 8にも対応した。

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