SSD(ソリッドステートドライブ)製造販売の米STECは4月15日、HDDメーカーの米Seagate Technologyから特許訴訟を起こされたことを明らかにした。
訴訟を起こしたのは、Seagate Technologyとその関連企業数社。米カリフォルニア北部地区連邦地裁に対し、STECが特許4件を侵害したと主張している。
これに対しSTECは、「当社は、Seagateがこれらの特許を取得するずっと前の1994年には既に、SSDの設計、製造、出荷を行っていた」として、提訴に反論。訴訟は「まったく根拠がなく、知的財産の保護よりも、競争上の懸念からもたらされたもの」であり、「Seagateは(訴訟により)特にエンタープライズ分野における当社の成長を鈍化させようと試みている」と主張し、徹底的に抗戦する構えをみせている。
STECはさらに、問題の特許と「同様の技術や特許を、当社は10年以上前に所有していた」として、Seagateの主張を精査する構え。その過程で、Seagateが逆にSTEC特許を悪用してきたかどうかを判断し、Seagateの特許の無効化を求めるなど、必要な行動を取ることも検討しているという。
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