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Nokiaとスパイク・リー、携帯電話ユーザー参加型映画を制作

» 2008年04月25日 09時43分 公開
[ITmedia]

 フィンランドのNokiaは4月24日、映画監督スパイク・リーがユーザーコンテンツを素材に映画を制作するプログラムを発表した。リー監督が、携帯電話ユーザーから提供されたコンテンツを用いて1本の映画作品を制作する。

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 映画は3部構成で、リー監督が提示するテーマに沿って、各部ごとにコンテンツを公募する。リー監督は「映画を制作したい人は、もう映画学校に行かなくていい。携帯電話さえあれば、いまや誰でも映画制作者になれる。5年経ったら、携帯電話で撮影された映画を映画館で見るようになるだろう」と述べている。

 リー監督は、ユーザーから寄せられたコンテンツにオンラインでコメントし、指導する。また助監督がオンラインでコンテンツの修正、再提出をユーザーに促す。Nokiaが優秀な上位25作品を選択した後、ユーザーの投票によって上位10作品を決定。その中からリー監督が最優秀作品を各部ごとに1本ずつ選び、映画作品に構成する。

 完成作品のプレミアはこの秋、近く米ロサンゼルスにオープンする「Club Nokia」で行われる予定という。

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