富士フイルムホールディングスが4月28日発表した2008年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比83.4%増の2073億円と過去最高になった。
売上高は2.3%増の2兆8468億円。カラーフィルムなどは減ったが、メディカル製品・サービスや製版用プレート、FPD材料などが伸びた上、海外でデジタル複合機の販売が堅調。対ユーロは円安だったこともあり、増収を確保した。
原材料価格の高騰や減価償却方法の変更などで約600億円が営業利益に対しマイナス要因となったが、販売数量の増加や構造改革、コスト削減などでこなし、大幅増益を達成。税引き前利益は93.0%増の1993億円、純利益は3倍の1044億円だった。
今期業績予想は、売上高が2兆9000億円(1.9%増)、営業利益が2100億円(1.3%増)、税引き前利益が2100億円(5.3%増)、純利益が1100億円(5.3%増)。
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