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ソフトバンク、中国SNS大手を傘下に

» 2008年04月30日 12時52分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクは4月30日、中国で大手SNSを運営しているOak Pacific Interactive(OPI)の株式の約14%を約100億円で取得したと明らかにした。最終的には約40%を取得し、筆頭株主になる。

 OPIが4月上旬に行った第三者割当増資を引き受けて株式約14%を取得したほか、新株予約権(期限は2011年4月)を得た。最終的には計約400億円を出資し、計40%を取得する予定だ。孫正義社長はこのほど、OPIの取締役に就任した。

 OPIは学生向けSNS「校内網」(会員数2200万)を運営する企業。ソフトバンクはこれまで、ECサイトを運営するAlibabaに出資するなど、中国市場に積極的に進出している。

 ソフトバンク広報部は「これから大きく広がる中国のネット業界で、日本で培った技術をいかす」とコメント。孫社長は2月の会見で「アジアを制する者が世界を制する」と話し、中国を中心としたアジア市場への攻勢を強める意思を示していた。

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