米エネルギー省のIBMスーパーコンピュータ、ペタFLOPS級の持続性能を達成
米エネルギー省は6月9日、同省のスーパーコンピュータ「Roadrunner」が、1ペタFLOPS(毎秒1000兆回の演算処理)の持続性能を、世界で初めて達成したと発表した。Roadrunnerは、米IBMが同省国家核安全保障庁(NNSA)のロスアラモス国立研究所と共同で開発・設計を行っているスーパーコンピュータ。これまで世界最速とされてきたIBMのBlueGene(ローレンスリバモア国立研究所に設置)の2倍の性能を実現することになる。
Roadrunnerの開発費用は1億ドル。ソニーのプレイステーション 3用に開発された高性能プロセッサCell Broadband Engine 1万2960個と、米AMDのx86プロセッサ6948個を組み合わせた初めての「ハイブリッド」スーパーコンピュータで、重さは50万ポンド(約227トン)。メモリ容量は80テラバイトで、OSはRed Hat Linuxを搭載。ファイルシステムI/Oなどの標準的演算はOpteronプロセッサが、CPU集約的な数学的問題はCellプロセッサが処理する。
Roadrunnerは主に、米国が所有する核兵器備蓄の安全性と信頼性を確保するために使用されるほか、天文学やエネルギー、ヒトゲノム科学や気候変動などの研究にも活用される予定。
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