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モバイルLinux推進団体のLiMoとLiPSが合併へ

» 2008年06月28日 08時07分 公開
[ITmedia]

 Linux携帯電話の標準化を目指すLinux Phone Standards(LiPS) Forumは6月26日、同団体の活動と会員を、7月からLiMo Foundationに統合すると発表した。

 LiPSは、携帯デバイスでのLinux採用促進を目的として2005年に立ち上げられた。現在のメンバーは、ACCESS、ARM、Orange、MontaVista Software、Texas Instrumentsなど23社。

 LiMo Foundationは、Linuxベースのオープンな携帯向けプラットフォームの開発を目的として米Motorola、NEC、NTTドコモ、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、韓国のSamsung Electronics、英Vodafoneの6社が2007年に設立した非営利組織。今年4月には、最初のバージョン「LiMo Platform Release 1」をリリースし、同プラットフォームのAPIも無料公開中。5月には、参加企業数が40社に達した。

 LiPSの活動を統合することで、LiMo Foundationはさらに拡大することになる。LiPSは、この「合併はLinuxベースの携帯プラットフォーム統一に向けての、業界全体のトレンドを反映したもの」であり、モバイルLinuxの標準化や実装がさらに加速するものと期待している。

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