松下電器産業が7月29日発表した2008年4〜6月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前年同期比48.3%増の1095億円だった。薄型テレビなどデジタル家電が好調で、価格下落や原材料費高騰の影響をカバーして大幅増益を達成した。
売上高は、日本ビクターが連結子会社から外れた影響などで4%減の2兆1520億円。ただ、映像・音響機器は16%増の4664億円に拡大。特にプラズマテレビは16%増の1495億円、液晶テレビは68%増の959億円となり、デジカメやDVDレコーダーも好調だった。原材料高などの影響は増収効果や固定費削減などで乗り切り、大幅増益に。最終利益は85.8%増の730億円だった。
通期予想は変えず、売上高は9兆2000億円(前期比1%増)、営業利益は5600億円(8%増)、税引き前利益は5000億円(8%増)、純利益は3100億円(10%増)。
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