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Google、Google CodeのライセンスでMPLを復活、EPLも追加

» 2008年08月30日 08時09分 公開
[ITmedia]

 米Googleは8月27日、Google Codeサイトでホスティングするオープンソースプロジェクトが利用できるライセンスとして、いったんリストから除外していたMozilla Public License(MPL)を復活させるとともに、Eclipse Public License(EPL)も追加することを、公式ブログで明らかにした。

 同社はオープンソースライセンスの増殖とあまりにも多いライセンスの重複はオープンソース開発業界にダメージを与えると考え、それを防ぐ目的でMPLを禁じた。しかしこの考えを改め、MPLの復活だけでなく、EPLのサポートも加えた。

 Googleはホスティングプロジェクトを開始した当初から、Eclipse Foundationとその開発者コミュニティーからEPLを含めるよう求められてきたが、この2年間あえてサポートを行わなかった。しかしEclipseは膨大なプラグインと開発者コミュニティーを持つ活気あるプロジェクトであるため、今こそEPLを追加し、サポートを提供すべきと判断したという。

 同社は、Artistic/GPLv2のような、Perl以外ではそれほど採用されそうにないライセンスもサポートしている。こうしたことからも、MPLの削除は間違いだったとし、サポートを復活することにしたという。

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