楽天と写真修復サービスのフォトワンダーが共同で設立した楽天写真館は10月2日、写真を保存したり、プリントやオリジナル写真集を注文できる「楽天写真館」をオープンした。
写真をアップロードし、オンラインアルバムを無料で作成できる。容量は最大2Gバイト。今後、アップロードした写真を、家族や友達など指定したユーザーと共有できる機能を追加する。
アップロードした写真のプリントサービスと、写真を使ったオリジナル写真集「フォトブック」の作成も受け付ける。通常の写真プリントは1枚21円から。フォトブックは、サイト上でユーザーが本のレイアウトや背景色などを選択し、入れたい写真をドラッグ&ドロップで指定して作成・注文する。価格は1980円(ソフトカバー・20ページ)から。年賀状のプリントサービスも始める予定。
主なターゲットは、子どもを持つ20〜40代。家庭用や祖父母へのギフトとして、子どもの写真をプリントしたフォトブックを作成する――といった利用を想定している。
フォトブックは欧米で人気があり、欧米での昨年の市場規模は約260億円という。「日本の市場規模は欧米の8%ほどしかないが、これから大きく伸びる余地がある」とクリス・ネルソン社長は話す。同社は今年2月、楽天とフォトワンダーが共同で設立した。
楽天会員は20〜30代の女性が多いため「楽天写真館のターゲット層と重なり、親和性が高い」と見る。楽天市場でデジタルカメラを購入したユーザーに楽天写真館の無料プリント券をプレゼントする――といったキャンペーンなどを展開し、ユーザー獲得を目指す。
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