東京ゲームショウ2008
ゲームは娯楽だけじゃない 電車の運転訓練やリハビリも
ゲームは娯楽以外でも活用できます――「東京ゲームショウ2008」(10月9日~12日)の「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」のブースで、電車運転士の運転訓練に使われている“ゲーム発祥”のシミュレーターや、高齢者のリハビリ用ゲームが紹介されている。
「運転士から、訓練に使えるようなものも作ってほしいと言われて」――ミュージシャンの向谷実さんが社長を務める音楽館は、鉄道シミュレーションゲーム「Train Simulator」(Macや家庭用ゲーム機向けにシリーズ展開)ユーザーの運転士からそんな要望をもらい、電車の運転シミュレーターを開発した。現在、東急電鉄など数社が運転士の訓練に使っているという。
ディスプレイの映像を見ながら手元のレバーなどを操作して運転する。映像は、運転席から見える東急東横線の様子を撮影したフルハイビジョンの動画の上にスピードメーターなど計器のCGを合成。1秒間に約60コマ表示でき、電車が動き始める際のゆっくりとしたスピードでもカクカクと不自然にならず、なめらかに再生できるという。
実際に体験してみると、線路やその周辺の風景、駅にいる人も映し出され、踏切に近づくと踏切の音も聞こえてくるなどリアルで、運転しているという緊張感があった。
向谷社長は「ゲームを娯楽以外の分野にも応用できることを知ってもらえれば」と話していた。
ゲームをリハビリや肥満防止にも
ナムコのゲーム機「ドキドキへび退治RT」は高齢者の足のリハビリなどに役立てる目的で開発された。穴から出てくるヘビを足で踏み、得点を競うというもので、足の筋力を鍛えて転倒防止につなげたり、脳の活性化ができるという。老人ホームや介護施設など国内の20施設で使われている。
コナミの音楽ゲーム「ダンスダンスレボリューション」を教育現場で利用している例も紹介している。米ウェストバージニア州では、子どもの肥満対策のため、すべての公立中学・高校の体育や健康関連の授業にダンレボを導入。ダンレボによって子どもの健康状態が改善し、深刻な体重増を抑えられたという調査結果も出ているという。
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