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P2P金融「maneo」スタート 個人間で貸し借りする国内初のソーシャルレンディング

» 2008年10月15日 12時17分 公開
[ITmedia]

 お金を借りたい個人と貸したい個人を結びつける国内初のソーシャルレンディングサービス「maneo」が、10月15日にスタートした。会員登録してSNSに参加し、貸し手と借り手で希望金額や金利をオークション形式ですり合わせて貸し借りする仕組みだ。

 SNSでは、ブログを付けたりメッセージをやりとりするなどユーザー同士で匿名で交流できる。本人確認書類などを提出して審査に通れば、お金の貸し借りが可能だ。

 お金の貸し借りの際は、借り手が借り入れの目的や希望金額(上限は200万円)、金利を設定したオークションを主催し、貸し手からの入札を募る。入札が希望額に達すれば、より低い金利を提示した貸し手が競り落とす。maneoは成約額の1.5%と、毎月返済される額の1.5%を金利として徴集する。

 借り手は年収300万円以上で、20歳以上、60歳未満が条件。本人確認書類や年収証明などを運営元のmaneoに提出し、審査に通ると参加できる。貸し手は20歳以上60歳未満で日本在住が条件。本人確認書類などを提出する必要がある。貸し倒れリスクは貸し手が負う。

 結婚や出産、引っ越しなどで急な出費が必要になった際に「銀行、消費者金融以外の選択肢」として利用してもらう狙い。2011年3月までにローン残高300億円を目指す。

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