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なぜ「7」なのか――次期Windowsの命名についてMSが説明

» 2008年10月15日 16時32分 公開
[ITmedia]

 次期版Windowsの正式名称はどうして「7」なのか――MicrosoftのWindowsチームがその理由を説明した。

 同社は10月13日に次期版クライアントOSの正式名称を「Windows 7」とすることを認めた。「Windowsとして7番目のリリース」だからという。だが、どう数えたら7番目になるのかをめぐって諸説飛び交っていることから、Windowsチームのマイク・ナッシュ氏が公式ブログでそれを説明した。

 同氏によると、Windowsの最初のリリースはWindows 1.0、2番目はWindows 2.0、3番目はWindows 3.0だった。

 だがその後は少々複雑で、Windows 3.0の後にリリースされたWindows NTは、コードのバージョンはWindows 3.1だった。その後に登場したWindows 95のコードはWindows 4.0。以降Windows Meまで、コードのバージョンは4.xとなる(下表参照)。

OSの名称 コードバージョン
Windows 1.0 1.0
Windows 2.0 2.0
Windows 3.0 3.0
Windows NT 3.1
Windows 95 4.0
Windows 98 4.0.1998
Windows 98 SE 4.10.2222
Windows Me 4.90.3000
Windows 2000 5.0
Windows XP 5.1
Windows Vista 6.0

 Windows 2000でコードバージョンは5.0になり、Windows XPはメジャーリリースではあったものの、コードバージョンは5.1だった。アプリケーションの互換性を保つために、コードバージョンを変えたくなかったためという。

 Windows Vistaでコードバージョンは6.0になった。次期OSはその次に登場することから「Windows 7」とされる。ただし、Windows 7のコードのバージョンは実際には6.1となる。製品名は「Windows 7」だが、cmd.exeやコンピュータプロパティに表示されるバージョン番号は「Windows 6.1」となる。これは、Windows XPのときと同様、バージョン番号を大きく変えるとアプリケーションの互換性問題が起きるためだとナッシュ氏は説明している。

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