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ウルティマの生みの親、宇宙から無事帰還

» 2008年10月25日 08時14分 公開
[ITmedia]
無事帰還したギャリオット氏

 民間宇宙旅行を手掛ける米Space Adventuresは10月23日、人気ゲーム「Ultima」の生みの親リチャード・ギャリオット氏ら3人を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズTMA-13」がカザフスタンに着陸、無事帰還したと発表した。

 ギャリオット氏ほか2人の宇宙飛行士を乗せたソユーズは、10月12日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。3人は国際宇宙ステーション(ISS)で約10日間のミッションを終え、地上に戻ってきた。

 ギャリオット氏の父親は元米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士オーウェン・ギャリオット氏。一緒に帰還した宇宙飛行士の1人、セルゲイ・ボルコフ氏とともに、初の「親子2代続けての宇宙飛行士」となった。

 ギャリオット氏は今回のミッションで、NPO団体のNature Conservancyの依頼を受け、地球上で環境変化の激しい地域の写真を撮影した。父オーウェン・ギャリオット氏が35年前に撮影した写真と比較し、地球の変化を研究する予定という。

 また同氏は、バイオテクノロジー企業ExtremoZymの依頼によりタンパク質結晶化の実験を行ったほか、宇宙飛行用に開発されたセイコーの「Spring Drive Spacewalk」腕時計の実験など、さまざまな実験を行った。宇宙体験の詳細は同氏のサイトに掲載されている。

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