米Dellの人事部門で管理職を務めていた女性4人がDellを相手取り、最近行われたレイオフは女性と40歳以上の従業員をターゲットとしたもので、同社の給与や昇格でも性差別があったとして、北カリフォルニア連邦地裁で10月29日、集団訴訟を起こした。
4人の元幹部は、女性の管理職への昇進を妨げるネットワークが社内に存在し、同社のマイケル・サマーズ副社長はこれを「Dellのオールドボーイネットワーク」と呼んでいると批判している。
4人の原告は、現在勤務する、また過去に勤務した女性のマネジャー、エグゼクティブ、さらに2007年と2008年の大量レイオフで不当に削減対象とされた年齢の高い従業員への損害賠償として、Dellに対し5億ドルの支払いを求めている。
DellのWebサイトに掲載されている同社の「Executive Leadership Team」のメンバー14人は全員男性。また原告によれば、レイオフの結果、現在同社の上級管理層における男性の比率は、約80%になっているという。
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