ソニーは11月13日、携帯電話向けとしては業界最多画素となる有効1225万画素CMOSセンサー「IMX060PQ」を来年3月から出荷すると発表した。デジタル一眼レフやハイビジョンビデオカメラ向けセンサーと同じ「Exmor」ブランドで販売する。「携帯電話で高画質に写真を撮る楽しみを訴求する」としている。
業界最小となる1.4μメートルの画素形成技術を確立、1/2.5インチサイズで業界最多画素を達成した。画素の微細化は画質低下につながるが、微細配線が可能な銅プロセスや独自画素構造の採用などにより、業界最小画素ピッチながら高感度・高S/Nを実現したという。
同センサーを搭載するレンズモジュール「IU060F」も商品化。35ミリ換算で28ミリ相当のレンズ(F2.8)を搭載し、オートフォーカス機能やインタフェースを搭載しながら業界最小・最薄化した。
センサーのサンプル価格は2500円。レンズモジュールは来年9月から出荷予定で、サンプル価格は9000円。
1/3.2インチ有効811万画素センサー「IMX046PQ」(サンプル価格1500円、11月出荷)とレンズモジュール「IU046F」(サンプル価格5000円、来年2月出荷)、1/4インチ有効515万画素センサー「IMX045PQ」(サンプル価格1000円、来年3月出荷)も商品化する。
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