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iPhoneのテレビCM、英国でまた放送禁止に

» 2008年11月27日 09時47分 公開
[ITmedia]

 英国の広告監視機関Advertising Standards Authority(ASA)は11月26日、視聴者からの苦情を受けて、英国でのiPhone 3GのテレビCMを放送禁止にしたことを明らかにした。

 iPhoneのCMは8月にも誇大広告の疑いで放送禁止になっており、今回で2度目。

 問題のCMでは、「3Gのどこがそんなに優れているのでしょう? それはニュースを非常に迅速に入手できるところです。(中略)新しいiPhone 3G。インターネットもご想像通り、非常に迅速です」というナレーションが流れる。iPhone 3Gでニュースページを閲覧したり、Googleマップを閲覧したり、ファイルをダウンロードしている場面が映し出されるが、いずれも動作にかかる時間が数秒程度。画面には「ネットワーク性能は場所によって異なります」という文言が表示されていた。

 ASAによれば、このCMを見た17人の消費者から、iPhone 3Gの接続速度が誇張されており、誇大広告だという苦情が寄せられた。

 Appleはこの苦情について、CMはiPhone 3Gが前世代のモデルと比較して、ネット接続速度やダウンロードが高速化したということを伝えており、誇大広告ではないと反論している。

 しかしASAは、動作している画面に「非常に速い」という言葉を繰り返しかぶせていることから、視聴者がCMとほぼ同じ速度で実際に動作すると思い込む可能性があるとして、iPhone 3Gの広告は誤解を招く内容と判断、放送を禁止した。

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