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HP、社内ITコスト削減など諸費用カット計画を明らかに

» 2008年12月02日 07時50分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は12月1日、過去3年間のIT変革計画の成果と、今後のITコスト削減計画を発表した。

 同社は3年前と比べ、IT運営費の約50%削減に成功したという。2009年以降は、2005年時と比較して年間10億ドル以上のITコスト削減を目指す。

 売上高に占める比率でいうと、2005年には4%を占めていたITコストを、2009年には2%以下まで削減する。また世界85カ所以上にある旧式のデータセンターを3カ所に統合し、最新自動化設備を導入する。事業運営に使用している6000以上のアプリケーションは、約1500に集約するという。データセンターのエネルギー消費量についても、年間60%の削減を目指す。

 また同社の仮想化およびエネルギー効率技術により、サーバの台数を40%削減し、処理機能を250%向上させる。そのほか、帯域を3倍にすると同時にネットワーキング費用を50%減らし、700以上あるデータマートは、1つのデータウェアハウスへと統合し、従業員が一貫性のあるデータにアクセスできるようにするとしている。

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