デンマークのセキュリティ企業Secuniaは12月3日、PC利用者の98%がプログラムの脆弱性を放置しているという統計を発表した。
今回の統計では、Secuniaが提供しているパッチ適用支援ソフト「PSI 1.0」の新規ユーザー2万人から過去7日間に収集したデータを集計、分析している。
その結果、98.09%のPCに「セキュアではない」プログラムがインストールされているのが分かった。セキュアではないプログラムとは、脆弱性を修正した更新版がベンダーから公開されているにもかかわらず、インストールせずに脆弱性が放置された状態を指す。
セキュアではないプログラムを11本以上抱えていたユーザーは45.76%に上った。6〜10本は25.07%、1〜5本は30.27%だった。
Secunia PSIのユーザーは、一般的なユーザーに比べてセキュリティの意識が高いと考えられ、「一般ユーザーの実態はさらに深刻そうだ」とSecuniaは予想している。
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