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パナソニック、4〜9月期は営業黒字に コスト削減徹底

» 2009年11月02日 07時00分 公開
[ITmedia]

 パナソニックが10月30日発表した2009年4〜9月期の連結決算(米国会計基準)は、営業損益が288億円の黒字(前年同期比87.4%減)だった。当初は200億円の赤字を見込んでいたが、材料費や固定費の削減を徹底して黒字化した。通期では1200億円の黒字を確保する見通しだ。

 売上高は3兆3332億円(23.3%減)。デジタルAVCネットワークの売上高が23%減の1兆5106億円にとどまった。映像・音響機器はBlu-ray Discレコーダーや国内の薄型テレビは好調だったが、デジタルカメラや海外薄型テレビが減少し、21%減。情報・通信機器はノートPCなどのが低調で、26%減だった。

 早期退職一時金227億円の計上で、税引き前損益は264億円の赤字(前年同期は2032億円の黒字)、純損益は468億円の赤字(同1284億円の黒字)だった。

 10年3月期通期の連結業績予想は修正し、売上高は7兆円で据え置くものの、営業利益は従来予想の750億円から1200億円に上方修正する。税引き前損益は400億円の赤字(従来予想は950億円の赤字)、純損益は1400億円の赤字(同1950億円の赤字)と、赤字幅も圧縮する見通し。

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