「auフェムトセル」夏に開始

» 2010年02月03日 07時00分公開

[ITmedia]

　KDDIは2月2日、ユーザーの宅内に小型基地局を置く「auフェムトセル」を夏に始めると発表した。3月からトライアルを行う。

　個人ユーザーの宅内に小型基地局を置き、半径10メートル程度の携帯電話通話エリアを形成するサービス。

　トライアルは、au携帯電話とFTTHサービス「auひかり」両方を利用しているユーザーを対象に行い、安定したエリア形成や携帯電話の操作性などを検証する。

KDDI、LTE導入までの取り組みを解説――2010年後半導入の「マルチキャリアRev.A」は“下り9Mbps”
パシフィコ横浜で開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2009」で、KDDIコンシューマ技術統括本部の湯本敏彦氏が講演を行い、マルチキャリアRev.Aによる現行システムの高速化とLTE導入までの課題について解説した。
孫社長「Wi-Fiが答えだ」　山田社長「Wi-Fiより3G」　ソフトバンクモバイルとドコモが新サービス
ソフトバンクモバイルとドコモの新サービスは、両社の考え方の違いを浮き彫りに。ソフトバンクは「ケータイWi-Fi」で3Gより高速なWi-Fiをプッシュする一方、ドコモはフェムトセルによる自宅専用エリア構築サービスで3Gの快適さを向上させる。
問題点を知っているからフェムトセルには消極的――KDDI
ドコモとソフトバンクモバイルは、「フェムトセル」の実験を進めているが、KDDIではそのような話は聞かない。同社の小野寺社長は「問題点を知っているから消極的」とコメントした。