Blu-ray Disc Association(BDA)は4月3日、Blu-rayディスクの容量を100Gバイト以上に拡大する新仕様「BDXL」を発表した。
BDXLは主に放送や医療など業務向けの仕様。ディスクの記録層が現行の1〜2層から3〜4層に増え、容量が拡大する。ライトワンス型(1回だけ書き込み可能)ディスクは100Gバイトと128Gバイトの2種、書き換え型ディスクは100Gバイトとなる。現行のBlu-rayディスクの容量は最大で50Gバイト。BDAは家庭向けのBDXL仕様も「特にBlu-rayレコーダーが消費者に普及している地域で」導入する見込みという。
BDAは「IH-BD」(Intra-Hybrid Disc)仕様も発表した。この技術は、読み込みのみのBD-ROM層と書き換え可能なBD-RE層を1枚にディスクに統合可能にする。映画コンテンツなど上書きできないデータを収めたディスクに、ユーザーが自分のデータを書き込むといったことが可能になる。ROM層、RE層ともに容量は25Gバイトとなる。
BDXLとIH-BDは今後数カ月以内に完成の見込み。これら仕様を採用したディスクの再生、書き込みには新しい機器が必要になる。ただしいずれもBlu-rayの拡張仕様のため、BDXLおよびIH-BD対応デバイスは現行のBlu-rayディスクをサポートできる。
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