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「電力業界を保護しようとする態度が許せない」──楽天・三木谷社長、経団連脱退をTwitterで示唆

» 2011年05月30日 11時36分 公開
[ITmedia]
photo 三木谷社長のツイート

 楽天の三木谷浩史社長がTwitterで日本経団連からの脱退を示唆し、波紋が広がった。東京電力福島第1原子力発電所の事故や、今後の電力政策をめぐる対応に不満があるようだ。

 三木谷社長は27日夜、「そろそろ経団連を脱退しようかと思いますが、皆さんどう思いますか?」というツイートを投稿。フォロワーに「なぜ?」と聞かれ、「電力業界を保護しようとする態度が許せない」と答えた。「なんで関経連のトップが関電なのか、このタイミングで?」ともツイートした。

 楽天は2004年に経団連に入ったが、メリットは「ない」という。フォロワーからの「新日本経団連を立ち上げましょう」「本格的な世代交代が必要なんですね」というツイートには「I agree」(同意)、「I think so!」(そう思う!)と答えている。

 報道によると、三木谷社長はその後、記者団に対し「現在の電力業界の構造を維持するのはいいこととは思えない」と語り、経団連と方向性が違ってきたと説明したという。

 三木谷社長はG8サミットのインターネット関連セッションに出席。米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOらとともに意見を述べた。Twitterでは「日本の総理が我々のセッションで発言しなかったのが、大変残念でした」と感想を述べている。

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