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Google TVは不振? Logitechが搭載デバイスを大幅値下げ

» 2011年07月29日 09時29分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 スイスのLogitech(日本ではロジクール)は7月27日(現地時間)、第1四半期(4〜6月期)決算を発表した。その際、2010年7月に発売した米Googleの「Google TV」対応端末「Revue」の販売価格を第2四半期に現行の249ドルから99ドルに値下げする計画を明らかにした。

 同四半期の売上高は前年同期から横ばいの4億8000万ドルで、Google TV関連の販売コストがかさみ、2960万ドルの純損失となった。前年同期の純利益は1950万ドルだった。粗利益率は35.3%から26.1%に大幅に減っている。

 同社はRevueを大幅に値下げすることにより、Google TVプラットフォームの採用を加速させるとしている。

 Google TVは、Googleが2010年5月に発表したテレビ向けプラットフォーム。AndroidとChromeブラウザを基盤とし、テレビやSTBに組み込み、テレビでのWebサイト閲覧やコンテンツ検索を可能にするというものだ。Logitechのほかソニーが対応端末を販売している。

 LogitechのRevueはテレビに接続して使うコンパニオンボックスで、キーボード型のリモコンで操作する。発売時の価格は299.99ドルだったが、249ドルに値下げされていた。

 revue Revue

 Logitechは同日、社長兼CEOのジェラルド・クィンドレン氏の降板も発表した。代表取締役からも退任する。会長のゲリーノ・デルーカ氏が同職を引き継ぐが、後任を探す。

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