米Googleは10月20日(現地時間)、フィードリーダーの「Google Reader」のデザイン変更と、共有機能の削除を来週実施すると発表した。ソーシャルメディアサービスの「Google+」と連係させることにより、独自の共有機能は必要なくなるとしている。
Googleは6月末から各種オンラインサービスのユーザーインタフェース(UI)の統一を目的としたデザイン変更を行っており、Google MapsやGmailなどは既に変更済みだ。
Google Readerは、Webページ形式のフィードリーダーで、動画にも対応し、過去の記事は保存しておける。Google Readerの共有機能では、Google TalkまたはReader用に作成した友達リストのメンバーとフィードを共有できる。興味のあるユーザーのReaderをフォローすることも可能だ。また、公開できる記事を自分のブログなどに簡単に貼り付けられる機能もある。
今回の機能変更で、こうした共有機能がなくなる。代わりに、Google+にこれらの共有機能が追加される。GoogleはReaderのユーザーに対し、Google+に加入してReader向けのサークルを作成するよう勧めている。
Googleは、この変更で従来より便利になると考えるが、「このサービスがもう自分向きではなくなったと感じる人もいるだろう」とし、Google Readerの友達やスター付き項目などのデータをエクスポートする手段を提供する計画という。
Googleは6月にスタートしたGoogle+へのソーシャルサービスの統合を進めており、15日には「Google Buzz」の終了と、iGoogleのソーシャル機能の削除を発表した。
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