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Google、AndroidのMenuボタンに“告別”

» 2012年01月27日 16時06分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは1月26日(現地時間)、Android開発者に向けて、Android 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)以前にリリースしたアプリの「Menuボタン」機能をAndroid 4.0向けに変更する方法について説明した。

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 昨年10月に発表されたAndroid 4.0では、それまでハードウェアボタンとして提供されていた「メニュー」「ホーム」「戻る」がなくなった。ホームと戻るボタンは画面下部のナビゲーションバーに表示される仮想ボタンとして残ったが、メニューボタンは「最近のアプリ」ボタンに置き換えられた(右図を参照)。

 Android 4.0向けアプリでは当然ハードウェアボタンを使えないが、それだけでなく、「メニューボタン」という発想を捨てるようにとGoogleは説明する。

 Googleは既存アプリのMenuボタンが担っていた機能を、Android 3.0(コードネーム:Honeycomb)から導入された「ActionBar」クラスを使って組み込み直すよう勧めている。Googleによると、コードを数行追加するだけで、Android 4.0より古いOS上ではMenuボタンを、Android 4.0ではAction Barを表示するようにアプリを再構築できるという。

 Action Barは、右上図のステータスバー下のグレー部分。「更新」「検索」「削除」などの主な機能を、用意されたアクションボタン(図では虫メガネアイコンが検索機能のアクションボタン)を直接バーに設置することでユーザーにダイレクトに提供する。アクションボタンが用意されていない機能を追加する場合は、図の右端にある3つの小さな■が垂直に並ぶ「action overflow」ボタンにまとめる。

 なお、現在はAndroid 4.0で旧アプリを起動すると、action overflowボタンはナビゲーションバーの3つの仮想ボタンの右側に表示される。これは暫定的な措置であり、ユーザーの混乱を招くため、こうしたアプリの開発者は早急にアプリを更新するよう勧めている。

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