米連邦捜査局(FBI)は2月9日(現地時間)、情報公開法の下に故スティーブ・ジョブズ氏に関する1991年に作成された身元調査報告書を公式サイトで公開した。
191ページに上るこの書類によると、調査は当時の大統領であるジョージ・ブッシュ氏がジョブズ氏を政府顧問機関のメンバーに指名するに当たって、ホワイトハウス(連邦政府)の要請で行われた。
調査ではジョブズ氏本人のほか、同氏にかかわる30人前後の従業員や友人へのインタビューが行われた。1991年当時、同氏は米NeXT Computerの社長だった。具体的な人名は隠されているが、AppleやIBMの幹部もインタビューに答えている。
この書類には、ジョブズ氏がなかなかFBIのインタビューに応じなかったこと、ドラッグの経験があること、複数の関係者が同氏の「現実歪曲空間」に言及していることなどが記されている。
ジョブズ氏はインタビューで、1970〜1974年に大麻やLSDを使っていたことを表明した。また、共産党や反政府的な組織のメンバーではなく、組織とすればNew York Athletic Club(高級スポーツジム)の会員であることくらいだが、ジムを使ったことはないのでこの組織の会員ポリシーは知らないなどと答えている(48ページ目)。
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